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 東京の新しい将棋会館が完成し、日本将棋連盟が100周年を迎えた8日、報道陣に公開された。ワンフロアに対局室やカフェなどが併設された新しい空間。棋士や女流棋士たちの勝負の場だが、ファンや一般の人たちが楽しめる場所にもなってほしいという思いでつくられたという。

 新会館は東京都渋谷区のJR千駄ケ谷駅から徒歩2分で、東京体育館の向かい側にある。現在の将棋会館より5分ほど駅に近くなる。

 建物は地上4階地下1階建てで、このうち1階部分(延べ床面積2460平方メートル)が将棋会館。すべての施設がワンフロアに設けられているのが特徴だ。

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新しく完成した将棋会館が入るビル=2024年9月8日、東京都渋谷区、杉村和将撮影

 ロビーに入ると、壁に掲げられた木製の大きな銘板が目に入る。新会館建設にあたって寄付した約2300人の名前が記されたもので、映画版「3月のライオン」で主役を演じた俳優の神木隆之介さんらの名前も。ロビーには一般の人が入ることができ、将棋盤の脚をモチーフにしたソファが置かれている。

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新将棋会館の一般利用エリア内のロビー。盤の足を模したソファがファンを迎える=2024年9月8日午前11時35分、東京都渋谷区、北野新太撮影

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